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各種マニュアル(技術・情報提供)
DNase Ⅰ処理(RNA5)
今回の方法で分離したRNAにはゲノムDNAが少量混在する場合が多い。
エクソン内のプライマーでRT-PCR法を行う場合、Differential Displayなどを行う場合など、ゲノムDNAを完全に除く必要がある。
このためにはDNA分解酵素(DNase I)を用いてDNAを分解する。その後、DNase Iはフェノール処理によって除く。
この操作は省略可能な場合もある。
操作
- RNA(20μgから50μg)を118μlの滅菌蒸留水に溶解する。
- 1.の溶液に10×DNase Buffer15μl、RNase inhibitor 0.5μl、BSA(2mg/ml)15μl、DNase 2μlを加える。
- 37℃で15分から30分間保温する。
- 保温後のサンプルにフェノール/クロロフォルム(1:1)を150μl加え、良く撹拌する(Vortexをかけても良い)。
- 遠心(15000rpm、室温、5分間)
- 上清を新しいチューブに移し、3M Na Acetateを15μl、エタノールを375μl加え撹拌し-20℃から-80℃で保存する。
- 使用する前に再度定量を行う。