学外向け支援サービスの提供について
鳥取大学先進医療研究センター動物実験施設では、遺伝子改変マウス・ラット等の発生工学的支援サービス、動物実験支援サービス及び動物飼育サービスを学外に提供しています。ご利用にあたってはサービス内容や料金などについて依頼者と担当者が事前に打ち合わせを行い、依頼者の同意を得た上で受託します。
発生工学的支援
外受精による増産(マウス)
項目 | 生体(種オス)による体外受精 |
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内容 | 生体(種オス)による体外受精を行い、胚移植を行う。 |
利用料金 | 5腹移植 97,500円/回*1 10腹移植 126,100円/回*1 |
項目 | 凍結精子による体外受精 |
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内容 | 凍結精子による体外受精を行い、胚移植を行う。 |
利用料金 | 5腹移植 97,500円/回*1 10腹移植 126,100円/回*1 |
胚・精子凍結保存(マウス、ラット)
項目 | 胚凍結保存:自然交配による採卵 |
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内容 | 自然交配により採卵し、凍結する(雌は処分となるが、雄を残すことが可能)。マウスおよびラットが対象。 |
利用料金 | 1回目(2ペア) 50,700円/回 2回目以降 13,000円/回 |
項目 | 胚凍結保存:体外受精による採卵 |
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内容 | 体外受精を行い、1系統あたり200個採卵し凍結する(基本的に雄雌ともに処分となる)。マウスおよびラットが対象。 |
利用料金 | 76,700円/回 |
項目 | 精子凍結保存 |
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内容 | 1匹あたり8ストローの精子を採取し、凍結を行う。マウスが対象。 |
利用料金 | 16,900円/8ストロー(匹) |
項目 | 凍結精子、凍結胚の保管 |
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内容 | 液体窒素タンクで凍結精子及び凍結胚の保管を行う。マウスおよびラットが対象。 |
利用料金 | 1ケーン 1,300円/月 |
遺伝子改変動物作製(マウス、ラット)
項目 | ゲノム編集ラット作製 |
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内容 | 目的の遺伝子を欠損させたノックアウトラットの作製 (概要)CRISPR、TALEN等のゲノム編集ベクター(DNA、RNA)を、ラット受精卵の前核へマイクロインジェクションを行い、仮親の卵管へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 586,300円/系統*1 |
項目 | TGラット作製 |
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内容 | 外来遺伝子導入ラットの作製 (概要)トランスジーン(導入遺伝子)を、ラット受精卵の前核へ マイクロインジェクションを行い、仮親の卵管へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 586,300円/系統*1 |
項目 | キメララット作製 |
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内容 | 遺伝子改変したラットES細胞からの生体作製 (概要)遺伝子改変したラットES細胞を、ラット受精卵(胚盤胞)へマイクロインジェクションを行い、仮親の子宮へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 586,300円/系統*1 |
項目 | ゲノム編集マウス作製 |
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内容 | 目的の遺伝子を欠損させたノックアウトマウスの作製 (概要)CRISPR、TALEN等のゲノム編集ベクター(DNA、RNA)を、マウス受精卵の前核へマイクロインジェクションを行い、仮親の卵管へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 456,950円/系統*1 |
項目 | TGマウス作製 |
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内容 | 外来遺伝子導入マウスの作製 (概要)トランスジーン(導入遺伝子)を、マウス受精卵の前核へ マイクロインジェクションを行い、仮親の卵管へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 456,950円/系統*1 |
項目 | キメラマウス作製 |
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内容 | 遺伝子改変したマウスES細胞からの生体作製 (概要)遺伝子改変したマウスES細胞を、マウス受精卵(胚盤胞) へマイクロインジェクションを行い、仮親の子宮へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 390,000円/系統*1 |
項目 | F1ヘテロマウス作製 |
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内容 | キメラマウスの交配によるF1の作製 (概要)キメラマウスの交配をう。 |
利用料金 | 260,000円/系統*1 |
項目 | ICSI(細胞質内精子注入)マウス |
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内容 | 繁殖困難なマウスの系統維持 (概要)繁殖困難であるマウス系統の精巣精子を、マウス未受精卵に顕微注入して受精させ、仮親の卵管へ胚移植を行う。 |
利用料金 | 427,050円/系統*1 |
ES細胞培養
項目 | ES細胞培養 |
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内容 | 提供された標的遺伝子組換え用ベクターを用いてES細胞を樹立する。 |
利用料金 | 39,000円/本(ES細胞培地) |
遺伝子解析
項目 | ゲノムの精製 |
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内容 | 尾部組織からDNAを抽出し、精製する。 |
利用料金 | 基本(8検体まで) 3,250円/回 追加(9検体目から) 390円/検体 |
項目 | PCRによるgenotyping |
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内容 | ゲノム精製を含む |
利用料金 | 基本(8検体まで) 5,200円/回 追加(9検体目から) 520円/検体 |
動物飼育
マウス 飼育利用料金 24円~54円(ケージ/日):微生物学的グレード、飼育設備のグレードによって料金が異なります。
ラット・ハムスター 飼育利用料金 54円~89円(ケージ/日):微生物学的グレード、飼育設備のグレードによって料金が異なります。
他の動物種
動物種 | 利用料金(飼育料) |
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モルモット | 33円(匹/日) |
ウサギ | 130円(匹/日) |
ネコ | 338円(匹/日) |
イヌ | 455円(匹/日) |
カエル | 0円(匹/日) |
ザリガニ | 0円(匹/日) |
動物実験支援
総合的な動物実験支援
動物実験をトータルでサポート(受託)します。内容は、依頼者との打合せにより決定します。
(例)4週間の薬剤投与後に臓器を摘出する 等
利用料は実験内容により異なりますので、お問い合わせください。
動物実験支援
項目 | 状態観察(単純なもの) |
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内容 | 発症の確認を行う。出産の確認を行う。 |
利用料金 | 基本(10ケージまで) 2,730円/回 追加(11ケージ目から) 130円/ケージ |
項目 | 個体識別:tail cut 有 |
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内容 | 遺伝子診断用の tail cut を行う。 |
利用料金 | 基本(2ケージまで) 2,730円/回 追加(3ケージ目から) 683円/ケージ |
項目 | 個体識別:tail cut 無 |
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内容 | 耳パンチ法、耳標取法による個体識別を行う。 |
利用料金 | 基本(3ケージまで) 2,730円/回 追加(4ケージ目から) 455円/ケージ |
項目 | 体重測定 |
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内容 | 体重測定を行う。 |
利用料金 | 基本(6ケージまで) 2,730円/回 追加(7ケージ目から) 228円/ケージ |
項目 | 飼料・飲水測定 |
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内容 | 摂食量、摂水量の測定を行う。給餌量、給水量の測定を行う。 実験処置前の絶食、絶水を指定された時間に行う。 |
利用料金 | 基本(6ケージまで) 2,730円/回 追加(7ケージ目から) 228円/ケージ |
項目 | 交配/繁殖(離乳まで) |
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内容 | 支持されたペアでの交配を行い、妊娠確認、出産確認、産子確認を 行う。離乳(オス、メスを分ける)まで行う。 |
利用料金 | 5,460円/回(1ペア) |
項目 | 安楽死 |
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内容 | 安楽死処分を行う。 |
利用料金 | 基本(6ケージまで) 2,730円/回 追加(7ケージ目から) 228円/ケージ |
項目 | 経口投与:体重測定有 |
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内容 | 体重あたりの投与量を算出後、投与を行う。 |
利用料金 | 基本(5匹まで) 2,730円/回 追加(6匹目から) 273円/匹 |
項目 | 経口投与:体重測定無 |
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内容 | 一定量の投与を行う。 |
利用料金 | 基本(10匹まで) 2,730円/回 追加(11匹目から) 137円/匹 |
項目 | 凍結精子による遺伝子組換え 動物導入(マウス) ※動物購入は利用者別途負担 |
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利用料金 | 104,000円/1系統 |
項目 | 凍結胚による遺伝子組換え 動物導入(マウス) ※動物購入は利用者別途負担 |
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利用料金 | 61,100円/1tube |
項目 | 冷蔵精子(種オス)による遺伝子 組換え動物導入(マウス) ※動物購入は利用者別途負担 |
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利用料金 | 102,700円/1系統 |
項目 | マウス検疫 (隔離動物飼育室利用一式) |
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利用料金 | 94,250円/1系統 |
項目 | ラット検疫 (隔離動物飼育室利用一式) |
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利用料金 | 111,150円1系統 |
項目 | マウスのクリーン化(帝王切開) |
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利用料金 | 78,000円/1系統 |
項目 | マウスのクリーン化(胚操作) |
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利用料金 | 195,000円/1系統 |
利用の流れ
お問い合わせ
希望される内容について、メールでご連絡ください。鳥取大学担当者よりご要望や条件を伺い、手順等について双方で打合せを行います。
利用申し込み
「申込書」の送付
「動物支援申込書」をダウンロードし、事前に確認した内容にもとづき記入してください。ファイルは、メールで添付送信してください。
鳥取大学大学連携研究設備ネットワーク登録設備利用に関する申込書(様式1)の郵送
民間企業・法人等に所属の方は、「鳥取大学大学連携研究設備ネットワーク登録設備利用に関する申込書(様式1)」を記入し、郵送してください。手続き完了後に、本学より承認書を郵送します。
(公設試験機関ならびに教育機関に所属される方は、この手続きは不要です。)
郵送先
〒680-8550 鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101
鳥取大学 研究推進部 研究推進課 研究助成係
受託サービス等の利用
「申込書」で申請された内容に従い、受託サービス等をご利用ください。
動物飼育のために施設内に立ち入りをされる場合は、所定の教育訓練を受講してください。教育訓練については、鳥取大学担当者より適宜ご案内します。
【留意点】
1.支援内容により動物が必要になることがあります。購入費用は依頼者がご負担ください。
2.細胞や試料等を鳥取大学宛てに輸送される場合、輸送にかかる費用は依頼者がご負担ください。
3.鳥取大学より依頼者へ成果物を輸送する場合、輸送にかかる費用は依頼者がご負担ください。
4.前記(1)~(3)の他、支援のために追加で必要になるものは、依頼者の負担により準備してください。
5.お申し込みの内容によっては、本学において必要な委員会の承認手続きを行います。関係する書類の提出をお願いすることがあります。
利用料の精算
受託サービス等の利用料は、大学連携研究設備ネットワークシステムを利用し課金データを処理します。受託サービス等の利用が終了するまでに、大学連携研究設備ネットワークに登録し、アカウントを取得してください。
※ TIFNet参画機関及び鳥取大学発ベンチャー企業に所属する方が利用される場合の利用料金は、学内料金が適用されます。学内料金は、大学連携研究設備ネットワークの設備リストからご確認ください。
・大学連携研究設備ネットワーク登録設備:動物飼育システム
・大学連携研究設備ネットワーク登録設備::動物実験システム
・大学連携研究設備ネットワーク登録設備::発生工学実験システム
A.大学連携研究設備ネットワークシステムへの利用者登録
大学連携研究設備ネットワークシステムの参画大学以外の方は、「公私大・企業等」向けの案内に従い手続きを進めてください。民間企業・法人等に所属される方も、「公私大・企業等」向け案内に従ってください。
1.大学連携研究設備ネットワーク TOPページ
2.大学連携研究設備ネットワーク 登録方法(公私大・企業等)
B.大学連携研究設備ネットワークシステムで利用データ処理
1.鳥取大学担当者がデータを代理入力し、承認処理を行います。
2.入力が完了すると、大学連携研究設備ネットワークシステムからメールが自動配信されます。
3.受託サービス等の利用が終了すると、鳥取大学担当者が大学連携研究設備ネットワークシステムで課金処理を行います。
4.課金処理が完了すると、大学連携研究設備ネットワークシステムからメールが自動配信されます。
C.請求書の受領と口座振込
1.通常、四半期毎に利用料を集計し、鳥取大学よりその翌月に請求書を郵送します。
2.請求書を受け取った月の翌月末日までに、鳥取大学が指定する口座に振り込んでください。
(例)
8月中に受託サービス等の利用が終了する。
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第2四半期分(7月~9月)の請求書を、10月に郵便で受け取る。
↓
11月末日までに指定口座に振り込みをする。
※ 毎月の清算等、個別対応を希望される場合は、鳥取大学担当者までご相談ください。
なお、大学連携研究設備ネットワー参画機関である国立大学法人の利用料は、四半期毎に大学間の相殺処理により清算を行います。
関連規則・書式等
書式一覧
鳥取大学の規則
大学連携研究設備ネットワークの規則・資料
大学連携研究設備ネットワークWEBページの規約・資料一覧ページに、各種規約、書式、マニュアル等が掲載されていますので、リンク先よりご確認ください。民間企業・法人等に所属されている方は、「公私大・企業等開放関連」の資料をご確認ください。